まぐろには、冷凍まぐろ、生まぐろがありまして、冷凍まぐろは、オーストラリア、ニュージーランド、ケープタウン沖、ニューヨーク沖、赤道付近とほぼ世界中の海を一年ほど操業して、船上で冷凍処理をして入荷してきます。それに対して生まぐろは、外国船が漁獲した物を生の状態で空輸されてくるものがほとんどです。漁場として、インドネシア、スリランカ、スペイン、メキシコ、バリ、グアムなどがあります。これらのまぐろは、水揚げ地が日本からかなり遠い事もあり、漁獲後2〜4週間経過(生まぐろは、しっかり氷詰めしてあれば、獲ってから40日程度は腐敗する事無く食べられます)してから、日本に入ってくる事が多いです。それに対し、日本船が日本近海で操業して漁獲してくる「近海生まぐろ」は、長くても10日程の航海で港に入船してきますので、鮮度が明らかに違います。この鮮度の違いはそのまま味の差に表れ、口にした瞬間にお分かり頂けると思います 。
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